いち新日本プロレスファンの考察

AmazonPrime「有田と週刊プロレスと」を見て新日本プロレスを見始めた、いちファンによるプロレス考察。 内藤哲也/柴田勝頼/ジェイホワイト

4.6MSG興行に向けてのホップ〜HONOR RISING:JAPAN2.23雑感〜

みなさん、HONOR RISING: JAPAN2.23ご覧になりましたか?

 

 

 

正直、23日深夜ごろから視聴はしていたのですが、試合に集中できず。

結果今日25日までメインまで見終わるのに時間がかかってしまいました。

 

New Beginning Osaka、飯塚高史引退記念大会と内容が詰まりに詰まった大会を見た後だからなのか、悶々としながら今シリーズを視聴して、わかったことがふたつ…

 

今大会は先の2大会とはの違う大会だということ

 

これはこのシリーズで完結するものではない、4.6MSG興行に向けた布石を打っているのだということ

 

そう見方を変えると非常に面白く見ることが出来ました。

 

なぜそう思ったのか

 

きっかけは内藤鷹木組のタッグでした。

 

布石1:理由なくやられることがない今の内藤

 

元来、プロレスラーは相手の技を受け、そして上回ることで勝利するという中で、相手を輝かせることもプロレスラーの力のひとつだと考えられています。

 

 

ただ内藤哲也は時折それ以上の動きを見せることがあります。

 

 

かつてケニーが外国人初のG1優勝を果たした時はケニーをIWGP戦線まで引き上げ

 

 

最近のタイチに対してジュニアヘビーからヘビーに引き上げ、NEVER戴冠そしてインターコンチ挑戦という大ブレイクを果たしています

 

 

このように内藤哲也は自身が認めたものを試合だけではなく、選手の地位自体を引き上げ、そして会社を盛り上げようとする動きをすることがあるのです。

 

 

そんな内藤がこの日、攻め込まれていました。

 

割と不自然に。

 

相手はマット・テイヴェン、ヴィニー・マーセグリア組。

 

内藤がテイヴェン、マーセグリアに攻め込まれ、鷹木信悟が盛り返して辛うじて勝利を拾った形でした。

 

内藤がデスティーノで試合を決めた後も、内藤は腰を抑えて倒れ、(自身が痛めつけられたというアピール?)

 

テイヴェンが退場するときには一対一をするか?というジェスチャーをして、内藤が構ってやるほどの相手なのだということを表現する

 

 

試合中から若干違和感があったのですが、試合後の表現でほぼ確信し

 

 

そしてROH世界選手権後、勝者ジェイ・リーサルに襲撃したテイヴェンを見て完全に確信しました。

 

結果リーサルとテイヴェンは来月行われるROHラスベガス興行でROH選手権試合を戦う予定のようです。

Jay Lethal Versus Matt Taven For The ROH World Title Will Headline 17th Anniversary | ROH Wrestling

 

 

この大会で内藤は「内藤を苦しめた」テイヴェンがROH世界選手権に挑戦することに違和感をなくしたという助力をしたということになるでしょう。

 

 

しかし、それだけでしょうか?

 

 

内藤は子供の頃からの新日本プロレスファンです。

 

そしてかつてはベビーとして団体を盛り上げようとし、

 

今ベビーでもヒールでもなくなりましたが、形や言い方はどうであれ新日本プロレスという団体を盛り上げるという点では内藤は一貫しています。

 

 

つまり内藤の動きの裏には結果として新日本が盛り上げたいという思惑があると見た方がいい。

 

 

そしてこの後ROHと新日本は4.6MSG興行を控えています。

 

日本だけではなく世界に向けて新日本を広めていこうとしている中、誰もが知っているMSGでの興行。

 

新日本はMSG興行を是が非でも成功させたいことでしょう。

 

形はどうなるか分かりかねますが、内藤のこの行動はMSGへの布石であると考えます。

 

 

そしてこのMSGへの布石というのは、内藤の行動だけにとどまりませんでした

 

 

布石2:GOD、IWGPタッグ奪取とROHタッグのダブルタイトルマッチ

 

第7試合 IWGPタッグ選手権試合

 

GODがEVIL、SANADA組のマジックキラーやスカルエンド⇨ランディングボディープレスをかわし続け、

 

最後はスーパーパワーボムをきっちり食らわせ、タッグチャンピオンに返り咲きました。

 

そして、メインイベントでROHタッグを防衛したブリスコスから挑戦を受ける形でMSGでのダブルタイトルマッチが決定

 

会場も非常に盛り上がりました。

 

 

そして、EVILの試合後のコメント

www.youtube.com

 

「俺たちのプライドを傷つけやがって」

「このコメントはIWGPタッグそのものに対してのコメントだ」

 

 

このコメント不自然じゃないですか?

いつものエブリシングもないし。

 

 

こんなことは考えたくはないですが

IWGPタッグをGODに渡して、MSGでGODとブリスコスを戦わせる

MSG興行を盛り上げるために

そのために一旦、タッグのベルトを明け渡してはくれないか…?

⇨EVILブチギレ

※ただのいちファンの考察です

 

”4.6MSG興行に力を入れる新日本”を頭の片隅に入れよう

過程はどうであれ、今大会で新日本のファンに4.6のMSGへの期待感を植えつけることに確実に成功したでしょう。

というか考察どうりならロスインゴの会社への忠誠すごい

 

そして今大会だけでなく、MSGまでの大会で確実にMSGに向けての布石がこれからも打たれるのではないかと思います。

NJC楽しみ!

 

そして布石はあるのかどうか、

考察するのはプロレスファンの楽しみ、醍醐味ですよね

プロレス楽しみましょう

 

飯塚高史の選択〜2.21飯塚高史引退記念大会雑感〜

飯塚高史引退記念大会

 

生放送では見られず、深夜、新日本プロレスワールドで観戦しました

 

第1〜6試合

第一試合

獣神サンダー・ライガー上村優也石森太二、ロビー・イーグルス

 

石森とライガーIWGPジュニアヘビーの前哨戦としてのクオリティが高い

 

上村、イーグルスを見せながらも

場外で長めの乱闘を見せ、ストーリー作る感じとか素晴らしい

 

ただライガーを普通の年代のレスラーと同列に語れるのもおかしい

ライガー、あの人54歳らしいですよ。。。

 

 

第2試合

タイガーマスク、ヘナーレ、本間、真壁

対 辻、成田、中西、小島

 

ヘナーレが勝利を収める

 

ただヘナーレがヤングライオン以上なのはもう証明済み

 

個人的にヘナーレには内藤に絡み続けて欲しい

 

 

第3試合

海野、永田

対 YOSHI-HASHI、石井

 

YOSHI-HASHIが海野にバタフライロックでギブアップ勝ち

 

ただメインは永田石井の因縁

永田と石井の因縁感燃える

ベルトをめぐってのストーリーは絶対だけど

ベルト以外にもストーリーはあっていいはず

 

この因縁どこかで弾ける場が観れるといいな

 

 

第4試合

SHO,YOH

対 デスペラード、金丸

 

試合はデスペ、金丸の展開のうまさが引き立つ

安定の流れ

 

ただ正直同じ組み合わせすぎて、他のジュニアタッグの試合観たい…

 

試合後、BUSHI、鷹木組が登場

しっかりストーリー作りしててさすが

 

第5試合

田口、後藤

対 TAKAみちのくザック・セイバーJr.

 

正直印象が…

 

ザック含めイギリスの選手はもっと観たい

U.K.プロレスがどんなものなのか雰囲気だけでも分かりたい

 

第6試合

オスプレイ棚橋弘至

対 K.E.S.(デイビーボーイ・スミスJr.ランス・アーチャー)

 

オスプレイが無差別級王者の力を見せつけて、スーパーヘビーのデイビーボーイ・スミスに勝利

 

 

ダルトンの登場を予想してましたが…

 

njpwfun.hatenadiary.com

 来ませんでしたね

 

んー。ストーリーとしてはちょっと雑かなー

 

 

そして第7試合

飯塚高史引退試合

素晴らしかったですね

 

野上アナの登場から、飯塚高史の野上アナ襲撃

 

試合が始まってからは

飯塚高史幕の内弁当を見せてもらっている感じ

正直、試合前オカダがうまく絡むイメージが描けなかったのですが

オカダも流石でした

レインメーカーの攻防から、足十字という山場を作ってくれました

 

そして試合は結果的には天山のムーンサルトで天山組の勝利

 

飯塚高史が選んだ「最後」

試合を通して徐々に感じたのは

新日本プロレスの懐の深さ

 

新日本が飯塚にどのように引退したいか選択できるようにしてあげてるなと

今のヒールレスラーとして有終の美を飾る形で引退してもよし

 

もし飯塚が望むなら、最後の最後に天山の手を取りベビーターンし、友情タッグで引退してもよし

 

どちらに転がっても盛り上がるように会社として流れを作っていたように思う

 

そして飯塚高史ヒールとして引退することを選んだ

 

不器用で実直な飯塚らしい選択だったように思う

 

そしてヒールとして引退することを選んだ飯塚に最後、

タイチがさらに選択肢を提示

本当に言いたいことはないかと問う

 

野上アナの試合中のコメント

飯塚高史の声が聞きたかった!」

このファンの総意に答える形だ

 

しかし飯塚はヒールを突き通した…

 

ただ何も語らない、ヒールとして引退することを選んだ飯塚にも

後楽園ホールの鳴り止まない飯塚コールが確実に届いたはずだ

 

いちレスラーの素晴らしい最後を見させてもらいました

ありがとう飯塚高史

新日本プロレスから飯塚高史への花道〜本日「2.21飯塚高史引退記念大会」で起こるであろう一つの前哨戦〜

 

明日2.21、後楽園ホールで「飯塚高史引退記念大会」が行われる

 

勿論メインは飯塚高史の引退記念試合。

 

執念坊主ヒールとして華々しい最後を遂げてくれると期待しているが

 

そのヒールターンした際のきっかけとなった「等々力渓谷に封印された飯塚高史の心のありか」を巡って、最近恒例となってきたSNS上でのプロレスが行われている

天山

⇨心を見つけて最後に友情タッグを復活させたい

 

タイチ

⇨天山の思惑を阻止したい

 

必ず何かしらの仕掛けが開場の時間まで行われるはずだ

 

今日の大会を最大限楽しむためにツイッターチェックをしながら、試合会場もしくは新日本プロレスワールドで試合観戦をしていただきたい

https://njpwworld.com

 

新日本プロレスから飯塚高史への「花道」〜〜

しかし、ここでペンギンが注目したのは第6試合

 

棚橋、ウィル・オスプレイ対K.E.S (ランス・アーチャー、ディビー・ボーイスミスJr.)

www.njpw.co.jp

スーパーヘビーと本来ジュニアヘビーのウィル・オスプレイ

 

オスプレイがNEVER無差別級のチャンピオンであるのは確かだが、正直対戦の組み合わせとして違和感が否めない

 

しかも引退記念試合前の試合で盛り上げなければいけないにも関わらず、飯塚高史とは正直繋がりも見えない

 

ただ、引退記念大会と銘打ち引退試合を盛り上げたいであろう新日本プロレスが、直前の試合に盛り上がらない試合を置くはずがないと思う

 

そうどう考えても何か意図がある組み合わせなのだ

 

そして次の日2.22 にはオスプレイダルトン・キャッスルとのNEVER無差別級選手権試合が組まれている

www.njpw.co.jp

もうどういうことかお分かりだろう

 

飯塚高史引退記念試合に向けて盛り上がりが欲しい新日本プロレスは、一番盛り上げたいひと試合前にこのカードを置いた

 

必ず何か起こる

 

そうダルトン・キャッスルが何か起こすであろう

 

そしてそれは引退試合前の盛り上がりにふさわしい何か

 

ぜひ、皆様には引退試合だけではなく第6試合にも注目して観戦していただきたい

 

ジェイ・ホワイトという完成されたヒール〜2.11大阪大会の感想と考察〜

2.11大阪大会、IWGPヘビー級選手権試合でチャンピオン棚橋弘至を倒し、初戴冠を果たしたジェイ・ホワイト

 

 

 

前哨戦の段階から棚橋の古傷でもある膝に終始ダメージを与えることで棚橋の動きを完全に封じ、完勝した

 

正直大会前からジェイが勝つのではと思っていた

 

そう予想していたプロレスファンは多いのではないだろうか?

 

結果的にはそうなったが、その過程で浮き彫りになったのはジェイ・ホワイトというレスラーの完成度の高さだった

 

 

前哨戦からの考察

暗黒期を支えた棚橋弘至が怪我を乗り越えてやっとつかんだIWGPヘビーのベルト

 

あまりにも感動的なストーリー

 

僕も少なからず感動した一人だ

 

ただそれを保持し続けて欲しいと願うファンが多い一方

 

棚橋の膝の状態は、チャンピオンとして勝つにはあまりにも説得力がないほど悪い状態だった

 

僕のようなプロレスを見始めたファンがわかるレベルで

 

前哨戦から膝の影響で動きが悪かった棚橋を、大きな怪我などを抱えていないジェイが押し切るのは当然の結論とも考えられる

 

ただ試合で光ったのは、フィジカルコンディションの差で押し切るジェイではなく、プロレスの試合のクオリティそれ自体で棚橋を上回るジェイ

 

2.11で光ったジェイのクオリティ

正直、僕にはよく言われる「プロレスのうまさ」というのはまだよく分からない

 

ただ退屈だなと感じてしまう試合があることも事実

 

プロレスのうまさとは試合を盛り上げ観客を引きつける技術なのではないかと、個人的には思う

 

試合前、僕は棚橋ファンでもジェイファンでもなかった

 

しかし試合に釘付けになった

 

序盤で棚橋の膝にダメージを与え一度自分のペースに持って行きながら、

 

中盤以降動けない状態の棚橋ができるスリングブレイド、ドラゴンスクリューなどのペースを奪う技をしっかり受け

 

終盤、棚橋が盛り返しフィニッシュホールドのハイフライフローをかわし、ジェイのブレードランナーで返し勝利

 

うまく伝えられないのは申し訳ないが、ジェイのプロレスが非常にうまいと感動した

 

ジェイのIWGPヘビーの戴冠は感情的には受け入れたくなかったファンも、受け入れざるを得ない説得力のある試合だったのではないか

 

試合後のジェイのマイクの際にブーイング以上に歓声が多かったのがその証明ではないか?

 

 

チャンピオン、そしてヒールとしての振る舞いが完璧な試合後

 

そしてそれ以上に驚きだったのが試合後のジェイのコメントだ

バックステージコメント↓

「俺はずっと前からこのベルトを手に入れる準備はできていた」

「”スポーツエンターテイメント”と呼ばれるあの団体よりも俺が上だということだ」

ROHも新日本ファンも不満だらけだろう」

「なぜお前たちに認めてもらわないといけない?」

「MSGでお前たちの嫉妬にまみれた顔を見るのが楽しみだぜ」

 

 

一夜明け会見↓

「俺がリングに上がることをお前たちに見せてやっている」

「誰が来ようとも防衛する」

「俺に対して憎しみの言葉を述べる人たちを見ると俺は最高にいい気分になる」

「(内藤へ)もしこのベルトを取りに来たいのであればNJCでせいぜい頑張って自分の実力を証明してみせるがいい」

「自分の存在こそがこの団体を世界に拡大していくための資産となる」

「自分自身がベルトを持ちフロントマンとして立っている、これだけで絵になる、これだけで世界規模の団体に新日本を押し上げることは可能だと思う」

 

自分がトップであることの矜持

 

そしてそれを保持し続け、会社を世界規模にするという意思表示

 

ヒールとしてファンの感情的な不満を理解し、不満を受けきるぶ然とした態度

 

ジェイと対峙するのがどのレスラーになるかは分からないが、ヒールのジェイに立ち向かう挑戦者にファンは感情移入しやすくなり、確実に次のIWGPヘビー選手権試合の期待値は上がる

 

どんな形であれファンの心を引きつける、それがレスラーとして正しい姿だ

 

その点においてジェイは素晴らしい

 

今後の展望【まるおの考察】

実際に挑戦するのはNJCを制したレスラーになるのだが、そのレスラーが誰になるか非常に楽しみだ

 

メンバーとして受け入れられたにも関わらず裏切り、そしてジェイがここまで上り詰める踏み台となった(もしくはここまで引き上げてくれた)オカダカズチカ

 

IWGPインターコンチネンタルを奪還する以前から、IWGPヘビーとインターコンチの両方を保持することを表明していた内藤哲也

 

この2人までは挑戦する理由がわかりやすいので、NJC戴冠という新たなわかりやすい理由を生かし、IWGPヘビー戦線に厚みを持たせるのであればオカダ、内藤とは違うレスラーになるのではないか。。。

 

ジェイという完成度の高いレスラーが新たにチャンピオンになったことでもっとプロレスが楽しめる

 

ありがとうジェイ

 

 

 

当ブログ「いち新日本プロレスファンの考察」について

当ブログ「いち新日本プロレスファンの考察」でしたいこと

結論から言うと

 

「プロレス」をしたい

 

 

 

 

 

いち中年男性である筆者がこれからプロレスラーを目指してトレーニングを積む!

 

なんてことはない

 

プロレス(おそらくほぼ新日本プロレス)の考察記事を載せていく

 

ただ当ブログ「いち新日本プロレスファンの考察」でしたいことを端的に言うのであれば

 

「プロレス」をしたい

 

と言うことに他ならない

 

 

 

 

現在怪我で欠場中、カリフォルニア道場で稽古の指導をしている柴田勝頼が言及していた

 

プロレスするという言葉は、実際に体を動かすプロレスということだけを指さないということを

 

僕は、プロレスというのはプロレスをどんな形であれ楽しむことだと思う。

 

実際に体を動かすことも

 

ヤングライオンたちに稽古をつけることも

 

プロレスについて考え、共有することも

 

すべてプロレスなのだ

 

 

 

 


【近日公開!】 柴田勝頼 LA道場密着ドキュメンタリー「CALIFORNIA DREAMIN' 」


"ザ・レスラー 柴田勝頼" LA道場密着ドキュメンタリー「CALIFORNIA DREAMIN' 」 #1

もう一度

 

当ブログ「いち新日本プロレスファンの考察」は

 

プロレスをします